基地がある理由

日本に基地がある理由として、第2次世界大戦後、日本国憲法が創られ、その第9条には「戦争の放棄」「戦力は保持しない」「交戦権の否認」と記されていますが、もし他の国が日本に攻撃をしてきた場合にアメリカが守ってあげるという約束でできた「日米安全保障条約」が関係してきます。これは日本国とアメリカ合衆国との間の相互協力および安全保障条約です。そこにアメリカ軍は日本国において施設および区域を使用する事を許されると記されている為、日本国内に基地が存在するのです。

沖縄県の基地

そして、基地は全国に84ヵ所ありますが、基地全体の4分の3にあたる33ヵ所が沖縄県に存在するのです。これだけの基地が沖縄県に存在する理由としては、やはり場所がすごく良かった点だと言われています。北、西、南どこで問題が起きても対応するのに最高の場所が沖縄県だったということです。

米軍と言っても陸軍・海軍・空軍・海兵隊の4つの軍隊から成り立っています。県内には陸軍関係の施設が4ヵ所あり、海軍関係の施設や射撃場が8ヵ所、空軍関係の施設・爆撃場が8ヵ所、海兵隊関係の基地や訓練場が17ヵ所あります。在沖米軍の半分を海兵隊が占めているが、この海兵隊と言うものが、もし戦争などが起こった場合真っ先に相手の国に向かい、戦う部隊になります。ということは、海兵隊の基地が真っ先に攻撃されることも、もちろん考えられます。

その海兵隊の基地の一つである「普天間基地」が沢山の住民が住んでいる宜野湾市のど真ん中にあるわけです。普天間基地は世界で一番危険な基地と言われていますので、住民は毎日危険と隣り合わせなのです。

沖縄の大自然が残る名護市の辺野古にある「キャンプ・シュワブ」という基地も海兵隊の基地になります。もちろん海兵隊の基地だけが危険という訳ではありません。

県内で一番大きな基地の嘉手納基地は空軍の基地もあります。危険性と共に、他にも、長年苦しんできました沢山の問題があるので、沖縄県は基地の撤去を求め反対しています。まず、騒音です。騒音という域を超え、それは窓を閉めていても「怖い」と感じるほどの爆音と言ったほうが良いでしょう。そして軍人や軍属による公務外に起きる犯罪です。交通事故・ひき逃げ・強姦・強盗・不法侵入など…そして、その刑罰が「日米安全保障条約」によって罰するのが難しい現状があり、犯罪が後を絶たず深刻な問題であります。

しかし、少数ながら基地賛成という県民がいることも事実です。その理由は経済的な理由になります。基地では、多くの県民も働いています。また、待遇面も良いため英語を身につけたいと基地就職を希望する人もいます。そして、基地周辺には軍人をターゲットとした飲食店やショップが多くあります。数万人の軍人が購買することは沖縄にとって大きな経済効果があるということになります。そして、基地があることで国から負担に対する保障として、高率補助金があり道路や公園などの環境設備に使われているということです。

他府県の方からしたら、沖縄に基地があることで日本の安全が守られているし、沖縄県は経済効果もあるので良いのでは?という意見も聞かれますが、実際自分の地域に移設となると、ほとんどの府県がNOと反対していました。昨年、自民党から民主党へ政権交代した時も、民主党のマニフェストにあった「普天間基地県外移設」「基地撤去」という言葉に沢山の県民が願いを込めて投票しました。しかし、やはり難しく、海外移設などの案も出ていましたが双方が納得するような解決策は未だ見つかっておらず、まだまだ時間がかかりそうです。